2010.11.12 Friday 16:30

駅での遊び


 夜、なかなか眠りにつけず、空が白んできてああ、激しく絶望。
昨日を終わらせることが出来ずに、朝、駅のホームを歩く。
毎日通る風景は、もう当たり前のことで何も思わない。
きっとずっと、これを繰り返していくんだわ。。。。

否!
こんなのつまらなすぎる。
なので、
「そうだ。ここはどこか知らない国で、私は外国人で、今初めてこの駅に降り立ったのだ!」
と思うことにしました。

バンコクの人気のない地下鉄や、北京の広すぎる駅のホーム、アントワープのカマボコ型の構内、ヘルシンキの駅は−20℃雪の中にあった!
以前旅行して知った駅たちをフル動員して、こんな駅あるんだ(驚)っていう感覚を呼び覚ましました。
ここは、ジャポンという国で、あたしは一人バクロチョウにやってきたの。
と持ち前のナルシズムで馬喰町駅の空気は一変しました。
反対側の電車がやってくる時の風が、私の人生を豊かにしている。
人々の顔も、ココハ、コウイウ人種が住んでいるのデスネ。って興味深い。
長いエスカレーターと、けっこう膝にくる地上への階段は、
これから起こることへの期待をふくらませる。

1番出口から出て、目の前にあるビルをてっぺんまで見上げて。
このビル、こんなに高かったのか、と気がつきました。
何年も通って、はじめてそのビルに対しての感想が出てきました。

そりゃあ、旅先でやっとたどりついた駅の外に出たら、そこから見える風景をまずしっかり見ますよ。
ここは、どんな街なんだ?って。

普通は毎日手に入る風景にはこれっぽっちの価値もみいださないもんね。
これは発見である。
でも、
だからといって、日常の小さな風景を大事にしよう、なんて自分に言い聞かせたりもしないのだけど。

ちょっとした駅での遊びなのです。
たまにはいいかも〜。






Comment:
2010/11/14 3:06 AM, ちんぱ wrote:
ちょうどサハラの砂漠で星を見上げている頃、おんなじようなことしてました!
とてもきれいな星空でも、見続けているとえらく短時間で”当たり前”になってしまって、
欲張りなわたしは目をつぶって、満員電車ぎゅうぎゅうの自分や
退屈に過ごした時間をギラギラメラメラと目蓋に呼び覚まし
”うえ〜・おえ〜”と気持ちが生っぽくなった時に目を開ける。というやつ。
そして自分の策にまんまと感激して、幾度も

いや〜ん、キレイ〜

と乙女ゴコロ振りかざしていたのです。
ミルキーウェイの下で。サハラの片隅で。

写真の地下鉄風景、東京というより北アジアといった感じでよいですね。わたし好きです。
あ、ブログ楽しく拝読しています!
2010/11/17 2:17 PM, キャスパ wrote:
自分のいる所はやはり当たり前なのですよね。
18の時にモンゴルいって、草原に立っても、「ここまで来たのだからこの風景は当然よ」
と、目の前の大自然に感動できない自分がいました。今思えば、なんて贅沢!なことなんですが。
自分の心を動かせないものは存在価値がないかのように扱ってました。若い強さとは恐ろしいけど、今はそれがうらやましい。
圧倒的でないものを守る必要なんて本当はないのかも。
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