2010.10.28 Thursday 12:28

散歩とごはんのくり返しについて 第5回





松本智秋さんから絵はがきが届きました。
モロッコ、カサブランカからです。
シールが剥がれた後や、スタンプの滲んだ感じがとてもいいですね。
こんな紙切れ一枚が遠くの場所から届くってすごいなー。
集荷されて、たくさんの手紙や荷物と一緒くたにされて約2週間かかって来たんだよな、コイツハ。脱落して、行方不明になっちゃう奴もいるだろうに。
手紙だけど、手紙じゃないよお。

でで。
智秋さんに夏に会って、預かっていたイランの写真があと2枚残っていましたので、その1枚をアップします。
じゃん。


タイトルはbazarとついている写真ですが、
バザールの一角でしょうか。
道が何層かになっていて、上の道へつながる階段の入り口からの風景なのでしょう。
人が左に向って歩いているから、バザールの賑わいはきっとそちら側にあるのでしょうかね。正面のお店の丸いワッカは傘に入れずに無増さにぶら下げてある蛍光灯。
何の店なんだろう?
中が丸見えで、天井が高くて、その中で普通に過ごす人がいる。
日本だと普通は道に面した側は壁なのですが、やはり異国は違いますね。
見られてるからちゃんとしなきゃ、とかきれいにしとかないと、っていう気遣いが全くないのがなんかいいなー。
おしゃれじゃないとだめ、とか美しくなくちゃいかん、とかそういう「誰に対してこんなにがんばっているんだ?」っていう意味のないプレッシャーが無さそうでいい。
日本で、こんな風に壁がバカッとなくて、蛍光灯の使い方間違ってたりすると、変人扱いか、
こういうコンセプトで私生きてます、っていうお洒落になっちゃうもんな。
こういうのが当たり前の世界ってどんなだろう。
いいなーっておもうけど、そこを知らない私はもう既に違う世界にいきてるから、そこの本当の姿は見えないんだろう。
でも、お互い様だからね。
それぞれの場所でそれぞれ生きていくってことなんだよな。
一枚の写真から勝手に想像して、あるところに着地する。
その写真を見る前と、見た後ではやはり何かが違う。
違わなくちゃいけない訳でもないし、何かを感じ取らなくちゃいけない訳でもない。
でも、やっぱり私、写真みるの好きだなー。
自分の生きてきた物語と、どこかで交差してないかな、って期待してしまうのだな。
丁度、この写真の層になった道と道を繋ぐ階段のように。
レイヤーは違うけれど、同じ画面に存在していたい。
絵を描いている時たまに思う、私はいろんなものを愛しているなあ、てことが、人の作品をみてもたまに感じられるようになった。
どうやって描いているのだ?って技法ややり方ばかり気になっていた時より、少し見る目が出来てきたのかもしれない。
なぜ、この写真が良いのか?気になるのか?ってことを考えていく作業は、本当は、レイヤーの違う同じ位置にいる自分のことを考えているのだな。
写真から学んでいるのだ。

次回は智秋さんのイラン写真最後の1枚です。
しばしお待ちを。。。



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